■ヒマラヤ水晶とは

ヒマラヤ水晶・ヒマラヤ産の鉱物と言っても、そこには多くの産地、多くの種類があります。

■ガネーシュ(ガネッシュ)ヒマール産 <ヒマラヤ水晶>

ガネーシュヒマール山(Ganesh Himal 7.110m)は ガネッシュヒマール山とも発音されますが、ネパールの北北西約80km、チベットとの国境付近に位置する山です。

ちなみにネパールでは6.000m以上の標高のものしか『山』とは呼ばず、それ以下のものは全て「丘」と言います。

ガネーシュ(ガネッシュ)ヒマール産ヒマラヤ水晶は その村の出身の村人たちだけが採掘を許可されており 村人の収益として経済を支えています。

2001年にはある採掘地域のガネーシュ(ガネッシュ)ヒマール産ヒマラヤ水晶が絶産したという噂が囁かれ我々を慌てさせましたが、少し離れた場所でまた新たな鉱脈が見つかったのか、今までになかった種類のヒマラヤ水晶が少しずつですが入荷するようになりホッと胸をなで下ろしました。

ヒマラヤ水晶の最高峰と呼べるものが、このガネーシュ(ガネッシュ)ヒマール産のヒマラヤ水晶で、大きく分けて二種類のクオーツを産出します。

■1つは標高5.000m以上でしか採掘されない緑泥石(クローライト)入りのもの。長石や雲母を母岩や柱面に含むことも多く、またトップの部分に緑泥石(クローライト)が多い場合は完全なファセットを形成せずに、マルチターミネーションと呼べるようなギザギザの緑泥石(クローライト)に覆われたのヒマラヤ水晶が結晶化します。

中には緑色の針状結晶(緑泥石の一種)やススキ入りと日本で呼ばれているトルマリンの針状結晶を内包した、俗に言う「ルチル入り」も見られます。

このグリーンルチル入りとも言えるヒマラヤ水晶は非常にレア。

緑泥石(クローライト)入りのもヒマラヤ水晶は映画『セブン イヤーズ イン チベット』でダライラマ法王が持っていたことで、ハリウッドの有名俳優たちがこぞって買い求めて有名になったズィービーズ(ジービーズ)【天珠・天眼石】(メノウを特殊な製法で長年に渡って染めたもの)を浄化出来るのはこの緑泥石(クローライト)入りヒマラヤ水晶だけだと現地では言われています。

また柱面に少しだけ緑泥石(クローライト)を付着させたもので(全く無色透明なものもあり)、レーザークリスタルタイプのものも稀に産出し、ネパールでは『シンギングクリスタル(Singing Crystal 歌う水晶)』というオシャレな名前で呼ばれています。

最近ではブラジル産他のレーザークリスタルが「シンギングクリスタル」「シンギングクオーツクリスタル」という名前で売られていますが、少なくとも日本において「シンギングクリスタル」という名前でガネーシュ(ガネッシュ)ヒマール産 カンチェンジュンガ産のヒマラヤ水晶をご紹介したのは(株)安成です。

何故ならば、シンギングクリスタルの産出量は非常に少なく、過去の例では数年間で1kg弱しか採掘されなかったそうで、一般にはほぼ出回らない貴重な品です。2002年にはネパールである方が金庫にしまって家宝としていたものを約40本ほど仕入れることが出来ましたが ほぼ完売。

2003年は今のところ20本、2004年は約10本程、2005年は5本が入荷したのみ。それ以降は年に数本しか入荷していません。

同じくほんの少しだけ緑泥石(クローライト)を含んだタイプのもので(全く透明なタイプもあります)、トパーズ並みの輝きと硬度を持ったものもごく少数だけ産出し(株)安成では特にこのヒマラヤ水晶のことをPIKA系と呼んでいます。

■もう1つのタイプは透明系あるいはほんの少しスモーキーがかった色のヒマラヤ水晶で、柱面(ボディ)は横長のタイルを何枚も張り合わせたようなテクスチャー(条線)を持ち、先端に行くまでに柱面の成長の角度が数回に渡って変化しているもので、接合線と呼ばれる縦方向のラインが見られ、時にカテドラルクリスタルに見えることもあります。

このタイプのものは『これぞヒマラヤ水晶の中のヒマラヤ水晶!』と呼べるもので非常に光・情報・エネルギーの量が多く、またそのバラエティーに富みクオリティ・グレードの高い光・情報・エネルギーは世界No.1と断言して憚りません。

このタイプに限らず ヒマラヤ水晶には非常に再生結晶面(いわゆるセルフヒールドクリスタル)が多く見られますが、ひとえに結晶化の過程における造山運動の激しさを物語っています。

世界各地の鉱物を見てきましたが 特にクオーツ(水晶)においても、造山運動の激しく古い地域ほど素晴らしいものを産出します。

世界1の高峰サガルマータ(中国名チョモランマ 英語名エベレスト)を含むヒマラヤ山脈はその造山運動の激しさ、時代の古さに於いても世界1であり他に比較するものがない程素晴らしい光・情報・エネルギーを持った鉱物を産出する地域だということは間違いありません。

さて、この透明系タイプのヒマラヤ水晶の色は全くの無色透明系から、ほんの少しだけスモーキーに色付いたもの、ほんのりローズスモーキー、グレイイッシュ、アメシスト(紫水晶)などもあり、割合から言えばコロンとした太めのタイプのものが若干多いようです。

水に濡れたようなしっとりとした輝きは何ものにも代え難い美しさを煌めかせており、まるで夜空の星の輝き 瞬きをその中に閉じ込めたかのようです。

更には「ネパールではトカゲが水と間違って舐める」という話も聞いたことがあります。(真偽のほどは定かではない)

その風雅な趣はさすがヒマラヤ水晶の王者・長老・古老・聖者・賢者と呼ぶに相応しい貫禄、威厳を漂わせています。

■他にもヒマラヤ水晶のジャパニーズツイン(日本式双晶)やヒマラヤアメシスト、水入りヒマラヤ水晶、ヒマラヤ松茸水晶(ヒマラヤセプタークオーツ)、ヒマラヤガーネットインクルージョン水晶などの珍品も極々稀に産出し、我々を驚かせてくれます。

(が 産出量は極めて少なく 皆さんになかなかご紹介出来ないのが残念ですが またこれからの入荷にご期待ください)

●ヒマラヤ水晶の中のヒマラヤ水晶(ヒマラヤ水晶スペシャル)

マスタークリスタル 長老・古老・聖者・賢者透明系で色は無色透明からほんの少しスモーキーのガネーシュ ヒマール産ヒマラヤ水晶に多いのですが、ヒマラヤ水晶のマスタークリスタルと呼べるグレード、クオリティのもので、情報量・光のバラエティーの豊かさから 『ヒマラヤ水晶の長老・古老・聖者・賢者』とでも表現したい風情を醸し出しています。

クオーツの中でサファイア・エメラルド・ルビー・ダイヤモンドなどの貴石の類と同じ程度のキャパシティーまで広がる鉱物はこのヒマラヤ水晶の中のマスタークリスタルの他は現在のところ出会ったことがありません。(ガネーシュ ヒマール産のシンギングクリスタルは その全てがヒマラヤ・マスタークリスタルと言って良いグレードのものです)
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